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​霊力

霊力とは言わば精神エネルギーのようなものであり、地球上の全ての生物は霊力を持って生まれてくる。
霊力は生命の根幹であり、霊力が尽きる時は命が尽きる時である。

人間は霊力を視認することは出来ないが、祓魔師など訓練を重ねている者はある程度知覚することができる。あくまで曖昧なものであり完璧に知覚することは不可能。
一方で天使は霊力を視認することができる(堕天使は不可能)。

悪魔を倒すためにはこの霊力が必要不可欠であり、悪魔に対する攻撃には必ず霊力を乗せなければ有効打とはならない。そのため攻撃の向きと霊力の流れの向きは必ず一致していなければならず、祓魔師になるためにはこの霊力操作を身につけることが必須となる。
この霊力操作は生まれつき出来る者もいるが、殆どの祓魔師は訓練によって身につけている。なお霊力操作は向き不向きがあるらしく、霊力操作が出来なかったが故に祓魔師になることを諦める者も一定数いる。

また、霊力操作を身に付けることによって身体能力がある程度向上する。身体能力強化の加護などには劣るが、より緻密に操作をすることでより高い効果が期待できる。

 

このように、霊力操作の精度はそのまま祓魔師としての強さに直結する。

霊力には二つの種類がある。
一つは生まれ持った霊力(生来霊力)で、これは後々の努力で増えることはなく、逆にもし減ったとしても時間が経てば必ず元の量に戻る。その量には個人差があり、

 


生来霊力については未だ謎が多く、生来霊力が尽きれば死に至るため普段は使い切ることがないようリミッターが掛かっているが、もしそのリミッターを外すことができれば爆発的な威力が得られるとも言われている。

生来霊力が多いと天使に好かれ易く好条件で契約が出来たり、無意識下のうちに加護を自ら強化できたりする。

二つ目は天使との契約の際に加護と同時に与えられる天与霊力である。加護とは言わば天与霊力の流動であり、天与霊力なしに加護を扱うことはできない。
天与霊力は生来霊力とは異なり霊力操作、加護使用によって減少していくため、天使による定期的な補充が必要。もし尽きた場合は加護が使えなくなる。


悪魔は霊力を持たず、代わりに呪力と呼ばれるものを持っている。霊力のような種類はなく、その量は溜め込んだ人間の負の感情の多さ、そして取り込んだ血液の量に影響される。

悪魔は呪力操作を生まれながらに身につけていることが多い。

​あくまで便宜上霊力と呼んでいるだけで、実際はマナなど様々な呼ばれ方をしている。

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